山形県庄内地方の「陸の孤島」状態からの脱出に力を注ぐ為政者を選ぼう!

陸の孤島 庄内地方

置き去りにされた東北地方の「陸の孤島」、庄内地方に目が向く為政者を選ぼう!

吉村美栄子 山形県知事へ
「庄内地方」のことを忘れては困ります!

私は、全国各地を転勤し、各地の「発展した地域」や「遅れた地域」など、いろいろな地域環境の中で生活した経験を持っています。その私から見ると、山形県政等がもたらした庄内地方の地域環境の現状について、特に強く感ずることがあります。

山形県内の「地域間アンバランス」を問題にしよう

それは、今の山形県知事らの為政者の目は、「内陸部」を中心にした、隣県の宮城県、秋田県内陸、福島県との利便性にばかりに向き、かつて繁栄の歴史を持つ「庄内地方」は、何か忘れられ、「置き去りにされた地域」となってしまったと私は感じています。

山形県庄内地方の「陸の孤島」現状

「陸の孤島」という言葉があります。この言葉は、もちろん私が作った言葉ではありません。この言葉は、特に地域の「交通インフラ」の遅れた地域を象徴する言葉となっていると思います。今の「庄内地方」は、他県の人たちから「陸の孤島」と揶揄される程の交通不便な地域となっているのです。試しにGoogle検索で「陸の孤島」と検索してみてください。

私がここで言う「陸の孤島」とは、本来、港湾機能、物流機能などの地政学的な面での重要性が期待される地域でありながら、それを支える鉄路、陸路のどの交通インフラが極端に遅れている地域をイメージしてこの言葉を使っています。

私は以前、福島市に3年ほど住んでいたことがあります。酒田に帰省するために当時は、栗子トンネルを通り、米沢市、上山市を通る道は山越え・峠越えをしなければならない程、福島市と山形県置賜地方を経由する山形市までの間は、大変交通不便な地域でした。しかしその交通不便な地域も今は、道路・鉄道とも見違えるほど便利になりました。一方その先の内陸から私が住む「庄内地方」に通ずる道路は、当時と殆ど変わっていません。「庄内地方」は、山形中心部のほぼ周辺を山に囲まれた地域に比べれば、月山周辺を除けば比較的平坦地の多い地域です交通機関敷設に有利な地域です。

庄内地方は、新幹線、高速道路、高規格道路等の「高速交通網がスッポリ抜けた地域」

それにもかかわらず、「庄内地方」は異常とも思えるほど交通不便な地域となってしまっているのです。山形県の「庄内地方」を背にした行政が行われているのではないかとさえ思ってしまいます。これは私の言いすぎでしょうか?

庄内地方は、かつては酒田市と鶴岡市のほぼ間を跨いで流れる最上川の河口を起点として、北前船などの海路・海運、最上川を通る舟運、そして最上川流域からの陸路の交通・物流の始点だったと言われています。

「庄内地方」は地政学的にみて「陸の孤島」であってはいけない地域

山形県庄内地方から山形県内陸部に向かって、物資、人、文化、情報などの交流が、この地から始まったと聞いています。

こうした海路から始まる産業・文化の発展の歴史は、地理学的にも、庄内地方が、本来「交通要衝の地」であり、そのため酒田港という交通ハブ機能を目的とした港湾施設の拡張が図られたはずです。しかし今は、このハブ機能に欠かせない交通・物流のための内陸部方面への道路・鉄道は今は、全く不便となり、物流や人の交流が十分機能しない地域となっていると感じます。これは山形市中心の、割高な山越え・峠越えの交通体系政策のなせる結果なのです。

私の知る限り、日本海に面している県沿岸地域に県都がないのは、山形県ぐらいではないかと思います。青森県は青森市、秋田県は秋田市、新潟県は新潟市、富山県は富山市、石川県は金沢市、福井県は福井市、鳥取県は鳥取市、島根県は松江市などと、いずれも海に接した平坦地域に県庁所在地があり、その地を起点として内陸部へと道路その他の開発が進んでいます。その県庁所在地を中心にした交通体系が構築されています。

では山形県はどうでしょうか。山形県も他県同様、昔は最上川流域から山形県内陸部に物資・文化が流れ、山形県全域の発展がみられたのです。それが歴史的事情もあってか、山形県の県庁所在地は内陸に存在することになったのです。しかし県庁所在地が山に囲まれた県都だからからといって、海路から内陸を通る物流等のコネクト機能が失われて良い訳がありません。他の県に比し、日本海沿岸地方(庄内地方)と内陸地方とをつなぐ交通路開発が遅れているのは、他の日本海に面する県ではあまり見られない現象です。その原因は、山形県の内陸中心の行政に原因があると考えます。他県では早くから日本海沿岸都市を起点とする交通体系構築が一般的であるのに対し、山形県の日本海側の地域である庄内地方の現状は、その真逆状態にあります。これはとても残念なことです。一度でも酒田市や鶴岡市に来られた方は、その交通の不便さが実感できるはずです。

庄内地方は、全国「重点港湾」指定の「酒田港」そして「庄内空港」を起点とする交通要衝の地

酒田市には大きな港があります。酒田港は本来、県内外の企業のゲート港としての機能と、内陸に向かっては、内陸地方と太平洋側へのハブ機能が期待されている港です。しかし内陸に通ずる道路が全く貧弱で、酒田市が本来持っている地域特性として物流等のハブ機能が全く生かされていないのです。単にハブ機能が生かされていないだけでなく、日常生活で他地域との交通・交流が不便になっているのです。

内陸へ通ずる道路は狭く「交通危険地帯」もあります。新幹線は通っていません。いずれの日にかは日本海沿岸高速道路はできるでしょうが、庄内地方は、海路と陸路をつなぐゲートウエイ機能と内陸に広がるハブ機能を生かしてこそ、地域発展が得られると考えます。

私自身、大型バス等の運転経験があり、大型牽引(トレーラー)の運転免許も持っています。私の経験からすれば、月山道国道47号線のいずれも、トレーラー等の大型車が通る道路ではありません。山形県は、港湾との一体的な交通・物流インフラを考えるべきです。

東日本大震災時に、酒田港の石油備蓄タンクに大量の石油が備蓄されていながら、庄内地方から震災地に通ずる「道路の悪さ」が原因で、宮城県等の震災地へ「緊急用の石油」を運搬できなかったことが道路の悪さを証明しています。

庄内地方には庄内空港があるではないかという人もいます。しかし住民にとって、飛行機の利用は人の交流のために経済的に限られた人たちが利用する交通機関です。物流はほぼ対象外です。しかも交通の方向は東京等のほぼ一路に限定されています。物流・人の交流にとって、飛行機は陸路・鉄道にとって代わるものではありません。

庄内地方が持つハブ機能は、スポークの役割を果たす内陸地方を横断する高速道路・高速交通があってこそ生きてきます。日本海側の新幹線、高速道路がつながったと喜んだとしても、他地域への通過点となってしまってはいけません。

山形県にあっては、山形市等の内陸中心だけの地域発展は、庄内地方住民の望むところではないはずです。

私はかつて酒田市と似たような環境の、新潟県上越市(旧・高田市)にも3年ほど住んだことがあります。当時は全く不便な地域で酒田市と同じような状況でした。しかし今は、県庁所在地ではないにも拘わらず、経済活動の活発な地域となっています。不便だった糸魚川市も、今は内陸に通ず道路は実質高速化し、大変便利な都市となっています。発展のポイントは内陸に通ずる高速道路が通ったことだと思います。県庁所在地は同じ日本海に面した新潟市がありながら、両都市とも地域特性を生かした方向で地域発展を図っているのです。

私がこの上越市の話をすると、必ずと言っていいほど聞く話が「新潟県は特別だ、田中角栄氏がいたからだ」というのです。それは違います。この話は、田中角栄氏が亡くなられた後の話なのです。


「庄内地方」に目が向く為政者を選びましょう! 知事県議会義員、そして国会議員もです。


山形県内の新幹線は、庄内地方へ向かわずに、秋田県の内陸につながる「内陸中心の方針」が出されたようです。現県知事は、庄内地方」にはあまり関心がないのではと私は感じています。知事の華やかさや明るさを持つ顔は、宮城県を向き、福島県を向き、そして関東地方を向いたものばかりです。庄内地方を背にした「内陸中心の方針」を、一体,誰が、どこで、いつ、どのようにして決めたのでしょう。

最近、南東北三県都(仙台市・山形市・福島市)がある中枢部では、南東北中枢広域都市圏」なる言葉で、山形県が山形県内陸部を中心とする東側を向いた隣接県との経済交流を志向した地域発展の方法が吉村美栄子知事を中心に進められています。一見、山形の将来発展方向を見据えた政策として、何となく格好のいい政策と考えてしまいがちです。しかしこの計画には大事な点が意図的に外されています。それは、この政策には庄内地方の発展の視点」と「海路とそれにつながる陸路の視点」が全くないことです。山に囲まれた山形市を中心にした視点しかないことはまことに残念なことです。隣県の福島県の場合は、日本海には接していませんが、県都福島市の他に更に人口の多い都市・郡山市があり、日本海岸地域と新潟県につながる太平洋岸地域との接合点としての物流・交通の起点としての機能を果たしています。そうした点を山形県で見た場合はどうでしょうか? 山の中にある県都・山形市を中心とする山越え・峠越え割高な交通インフラ投資ばかりを考えているのです。山形県では、全国の重要港湾としての酒田港につながる物流機能としての陸路が断たれていますので、山形県全体としての物流インフラも大変なアンバランスとなっているのです。吉村美栄子知事にこやかな明るい表情・雰囲気に騙されてはいけません南東北中枢広域都市圏」なるこの計画は、言わば、これまで以上に庄内地方の「陸の孤島化一層進めてしまう政治行動パターン」が隠されているのです。山形県全体としても不幸なことです。庄内地方の住民この点を見抜かなければなりません。県会議員・国会議員にはがんばっていただきたい分野です。

山形県の交通政策の特徴
山形市中心の、山越え・峠越えの交通体系

これまでの山形県の交通政策、山に囲まれた山形市を中心とした山越え・峠越え高速道路や新幹線を作ることでした。この山形市を中心とした山越え・峠越えの交通体系は、当然のことながら他県に比し割高交通インフラ投資となります。この山形中心の交通政策の妥協策が、新幹線で言えば、米沢の板屋峠を越えて来る新幹線では、狭軌の山形新幹線となったのです。山形市を中心とする山越えの立地がこのようにさせたのです。そして今再び山越え交通体系を貫くべく、山形新聞の新年特集連載記事にみられるような、”山形にフル規格の新幹線” のかけ声で、再び山形市中心の交通インフラを進めようとしています。またしても、庄内地方抜き山形市中心の交通インフラ投資を行おうとしています。私はこうした山越え・峠越えの交通インフラ政策に大いに異議を持っています港湾施設一体型の物流インフラの観点遅れている庄内地方の交通インフラの整備まず優先なければなりません。交通・物流インフラ地域投資優先順位が異なります

庄内地方を抜きにしたスローガンづくりが、今の吉村美栄子山形県政の方向なのです。

こうした県政方向一体誰がどのような過程で決めたのでしょう? 「クローズドさがつきまとうのが政治の世界」プロの人は言うでしょうが、私はそうは思いません。地域住民に分かりやすい形で「決定プロセス」情報を開示してほしいものです。庄内地方選出の県議会議員は、「庄内地方」の現状を知っているはずです。知事や庄内地方選出議員が、「内陸中心の方針」の山形県としての政治・経済の決定プロセスに、誰がどのように関わったのかを知りたいところです。私たちが個々の県議が吉村知事と良い関係にあることを知ることと、県議が庄内地方発展を主張することとは全く関係がありません

私の口調が誰かと似ていると思いませんか? それは、東京都知事小池百合子氏の口調かもしれません。小池氏の考え方に私は大賛成です。地域住民が黙っていることは、決して良い結果を招きません「主張すること」は悪いことではありません

口利き政治家の「下心による行動意図」を見抜こう

むしろ危険な事は、表面では一見温厚そうな振る舞いをしながら、裏ではなれ合いの場の裏闇の中で力を発揮するタイプ、表の顔と裏の顔が異なるタイプの政治家が問題です。

例えば、自民党員として表では政治本流の顔をしながら、その裏で民進系の知事・吉村美栄子氏や山形新聞社等の政治勢力を結集し、自らの選挙戦に向けての重点公約となる「新幹線フル規格化」テーマに結集させる手法を取る政治家です。山形県の政治勢力分布状態は歪んだ状態となっています。私たち山形県民は、こうした政治家の巧みな下心を見抜き、真に山形県民のために活動を行う政治家を選びたいものです。東京では、口利き政治家として口利き依頼先からの巨額の裏献金を受け取ることで有名となった政治家は御免です。こうした行動は政治活動とは全く関係ありません。フィクサー活動です。山形県選挙民の恥となる行為だからです。。

庄内地方住民は、「見せかけの政治姿勢」に「怒りの声」を上げよう!

より良いコミュニケーションを行う方法として、心理学では「アサーション(assertion=主張)」と言う言葉があります。「適正な主張」と言うぐらいの意味で、良いコミュニケーションを行うには、自らの「主張」・考え方を言うことが欠かせません。そしてもう一つ大事なのは情報のディスクロージャー(=開示)です。

今の時代は、黙っていたら誰かに事を決められてしまいます。最終的には予算化されることでしょうから、そうなればその決定プロセスで、地域住民の代表である「国会議員」「県知事」「県会議員」何を主張し、そして決定にどのように関わったかが重要になってくると思います。

このままでは、さらに山形県庄内地方「陸の孤島化」が一層進んでしまいます。できるだけ早く「陸の孤島 」の汚名を払拭したいものです。そのためには 県民に代わって、正しい主張と、「意思決定」と、「実行」ができる「為政者」を選ぶ必要があります。ニコニコ顔暗闇の実力者ではなく、私たちの県・地方で、私たちのために何をしているのか具体的に分かる人を選びたいものです。山形県庄内地方の住民」は、「正しい声」をあげましょう! 

庄内地方」においても、政治・経済領域で、やれ鶴岡市だ酒田市だとコップの中の領域争いをいつまでも続けていては、庄内地方全体の発展に支障が大きすぎます。他の地域からは「庄内地方は話がまとまらない」として、吉村美栄子知事らの内陸部中心経済推進勢力派思う壺となり、庄内除きの内陸部の山中地域の推進構想を勢いづかせることになるだけです。庄内地方がまとまって、県政・国政に地域主張をすることが必要だと思いますがいかがでしょう? 

なぜ庄内地方が重要なのかについては、それは庄内地方が地政学的にみて、山形県の海路・陸路・空路の交通・物流のハブ地点であり、山形県内陸部・宮城県への交通・物流の広がりを持っている地域だからです。日本海に面する県の中で、沿岸地方の発展がこれだけ遅れている県は、山形県だけです。 この点では、隣県の秋田県にも完全に先を越されています「陸の孤島化 庄内地方」の汚名を、吉村美栄子知事、県選出国会議員に返上したいものです。