独学・実学のすすめ

独学・実学のすすめ

私が昭和52年に中小企業診断士になった時の最終学歴は、普通高校卒でした。これは我が家の経済的な事情によるものでした。中小企業診断士という職業柄、クライアントの皆様に不安を与えてはいけないと思い、これまでプロフィール欄に最終学歴を記載するのを躊躇してきました。でも私は、最近思い直しました。私には、失敗の経験を含め、独学・実学の経験があると積極的に考えることにしました。自分には、もはや失うものはないと開き直りました。既にお気づきのことかもしれませんが、私は、「山形県中小企業診断協会」の代表理事五十嵐幸枝氏らの行動を原因とする事件について、同協会を相手取って本人訴訟による訴訟を起こしました。今回も私の独学・実学の経験が生きました。弁護士に依頼せずに30ページ以上にも及ぶ訴状を自ら作成し、2015年9月に山形地裁に訴状を提出し、民事事件として受理していただきました。本人訴訟による提訴です。その後、3回の法廷での口頭弁論を経て、提訴6か月後の2016年の3月に、スピード判決で私の勝訴判決をいただきました。

判決文の内容は、2015年6月の総会で選任した理事6人につき、「理事全員の選任決議を取り消す」という会社法関連の訴訟としてはめったに見られない画期的な判決となりました。被告及び同代理人弁護士は、判決言い渡し後の控訴を断念しました。私は、この判決を得るまでに私なりに多くの法律の勉強をさせていただきました。

判決後に同診断協会の代表理事が、自動車運転者が起こした通違反も裁判所での手続きとなるので、この判決は、交通違反事件と同じだと発言しました。これには私は、大変な驚きを覚えました。この事件の前後に、考えもしない事件が私の身にいろいろ降りかかってきました。私にとって、この訴訟は、私に現場の中での法律の勉強をする機会を与えてくれたと思っています。

最近私は、犯罪はどうして起こるのか、意思表示義務を伴う場合の不作為犯の犯罪性などにも興味を持っています。これも私の現場での被害経験からの学びです。「刑法各論」、「刑法総論」、「刑事訴訟法」の本も買いました。そしてさらには、犯罪には、ふだん私たちが見聞きする学問的な犯罪類型のほかに、最近話題となってるサイコパスなどの心理学上の新しい犯罪類型が多くなっていると、この頃感ずるようになりました。その関連書籍も買いました。パソコンの遠隔操作で無実の人を犯人に仕立てた被告が、自らを「サイコパス」だと語ったことは有名です。そして、その代理人弁護士にも、自身もだまされているとは知らなかったと言わしめた事件があります。Webサイトでは、サイコパスとはの記事が大変参考になります。私たちに決して無縁では無い、身近な問題であることを知らされました。

学歴の面で、私と同じような方も多いと思います。共にがんばりましょう!